目次
- ホームページは、つくって終わりではない。
- なぜ、ホームページは古く見えていくのか。
- ホームページにも、時間が流れている。
- そして、見えないところにも「保守」がある。
- 「何も起きない」が、保守の仕事なのかもしれない。
- 「守ること」と「育てること」。
- だから、つくった瞬間が完成ではない。
- 「今の会社」が見えているか。
- デザインは、時間の中にもある。
- MIMOLA EYE
- DESIGN EYE
ホームページは、つくって終わりではない。
結論から言えば、ホームページはつくった後も守り、更新し、育てていく必要があります。
なぜなら、会社も、情報も、Webを取り巻く環境も、時間とともに変わっていくからです。
そして、万一のトラブルに備えて、バックアップや復元の準備をしておくことも大切です。
つまりホームページの「保守」は、単に壊れたところを直す仕事ではありません。
会社の「今」を保ち、もしものときには元に戻せるようにし、これからの変化にも対応していくこと。
それが、ホームページを長く使っていくための保守なのだと思います。

なぜ、ホームページは古く見えていくのか。
ホームページをつくった直後は、
写真も新しい。
文章も新しい。
サービスの内容も現在のもの。
デザインも、今の会社に合っています。
ところが、半年、1年、2年と時間が経つと、少しずつ変化が生まれます。
スタッフが変わる。
新しいサービスが始まる。
会社の仕事そのものが変わる。
以前使っていた写真が、今の会社の雰囲気と少し違って見える。
お知らせの日付だけが、ずいぶん前のままになっている。
ホームページは何も変わっていないのに、会社のほうが変わっている。
ここに、ホームページが「古く見える」理由があります。
古さは、デザインだけから生まれるものではない。
会社とホームページの間に、時間のずれが生まれることで起こるのです。
ホームページにも、時間が流れている。
会社は、少しずつ変わっていきます。
新しい人が入る。
新しい仕事が始まる。
お客様が変わる。
会社の考え方が変わる。
街の景色さえ変わっていきます。
それなのに、ホームページだけが数年前のままだったら。
そこには、時間のずれが生まれます。
たとえば、現在は力を入れているサービスが、ホームページではほとんど紹介されていない。
現在のスタッフではなく、何年も前の写真が掲載されている。
すでに終了したキャンペーンや古いニュースが、そのまま残っている。
こうした小さな違いは、一つひとつは大きな問題ではないかもしれません。
でも、それが積み重なると、
「この会社、今はどうなんだろう?」
という印象につながります。
ホームページは、会社の「今」を伝える場所だからこそ、時間の変化から無関係ではいられません。
そして、見えないところにも「保守」がある。
ここからが、もうひとつの大切な話です。
ホームページには、見えている部分だけでなく、見えないところにも保守が必要です。
たとえば、
- システムやプログラムの更新
- セキュリティへの対応
- バックアップ
- トラブル発生時の復元
- ドメインやサーバーの管理
- お問い合わせフォームなどの動作確認
などがあります。
普段は、こうしたことを意識することはほとんどありません。
ホームページが普通に表示されていれば、それでいい。
そう思うのも当然です。
でも、もし外部からの攻撃や予期せぬトラブルによって、ホームページが突然表示できなくなったら。
そのとき、
「元に戻せる状態になっているか」
が重要になります。
そのために、日頃からバックアップを取り、必要な場合には復元できるようにしておく。
これは、ホームページを守るための保守の大切な役割です。
「何も起きない」が、保守の仕事なのかもしれない。
保守の仕事は、目に見えにくいものが多くあります。
バックアップを取る。
システムを更新する。
セキュリティに対応する。
不具合がないか確認する。
そして、万一のときには復元する。
これらは、問題が起きていないときには、ほとんど意識されません。
だからこそ、
「何も起きなかった」
ということ自体が、保守のひとつの結果なのかもしれません。
そして万一、何かが起きたときには、
「戻せる」
ということが大きな安心になります。
ホームページは、会社の顔であると同時に、営業や情報発信を支える場所でもあります。
だから、普段見えている部分だけではなく、見えないところも守っておく必要があります。
「守ること」と「育てること」。
ここまでを整理すると、ホームページの保守には、大きく二つの側面があります。
ひとつは、守ること。
ホームページを安全に、正常に動かし続ける。
バックアップを残して、万一のトラブルに備える。
必要なときには復元できるようにしておく。
もうひとつは、育てること。
会社の変化に合わせて、情報や写真、文章を更新する。
不要になった情報を整理する。
新しいサービスや実績を追加する。
今の会社に合った内容へ少しずつ変えていく。
たとえば、新しいサービスが始まったのに、その情報がホームページに載っていなかったら。
ホームページは壊れていません。
ちゃんと表示もされています。
でも、会社の「今」は伝わっていません。
つまり、
「動いていること」と「役割を果たしていること」は、同じではない。
ここに、ホームページをつくった後も保守が必要な理由があります。
だから、つくった瞬間が完成ではない。
建物は完成した後も、人が使い続けます。
店はオープンした後も、少しずつ変わっていきます。
商品も、時代に合わせて変わります。
ホームページも同じです。
つくった瞬間が「完成」なのではなく、
そこから会社と一緒に時間を重ねていく。
トラブルから守る。
必要な情報を加える。
必要のなくなったものを整理する。
写真を変える。
言葉を見直す。
そして、ときには大きくリニューアルする。
そうやって、少しずつ「今」に合わせていく。
ホームページは、完成品というより、
会社と一緒に育っていくもの
なのかもしれません。
「今の会社」が見えているか。
一度、自分の会社のホームページを開いてみてください。
そして、
「デザインが古いかどうか」
ではなく、
「ここに写っている会社は、今の自分たちだろうか」
と考えてみる。
すると、意外なところに気づくかもしれません。
数年前の写真。
今は使っていないサービス。
更新されていないスタッフ紹介。
古い実績。
少し違和感のある言葉。
お問い合わせフォームは、きちんと動いているだろうか。
バックアップは取れているだろうか。
もし突然ホームページが表示できなくなったら、復元できるだろうか。
こうして見ていくと、ホームページの保守は、単なる「修理」ではないことがわかります。
デザインは、時間の中にもある。
デザインというと、
色や形、写真や文字を整えることを想像しがちです。
でも、本当はそれだけではありません。
「いつ、誰に、何を伝えるのか。」
「今の会社を、どう見せるのか。」
そして、
「もしものときにも、どう守るのか。」
そこまで考えることも、デザインなのだと思います。
だからホームページの保守は、
会社とホームページの時間を合わせ続ける仕事
と考えることができるのではないでしょうか。
MIMOLA EYE
ホームページは、つくった瞬間が完成ではありません。
会社が変われば、ホームページも変わっていく。
新しい情報を加えたり、古い情報を整理したり。
そして、外部からの攻撃や予期せぬトラブルに備えて、バックアップを取り、いざというときには復元できるようにしておく。
「守ること」と「育てること」。
その両方があって、ホームページは長く役割を果たし続けることができます。
保守とは、壊れたものを直すことだけではない。
会社の「今」を守りながら、
これからの「変化」にも対応していくこと。
そう考えると、
つくった後にも、まだデザインが続いている。
私たちは、そんなホームページとの付き合い方も、デザインのひとつだと考えています。
DESIGN EYE
デザインは、完成した瞬間から古くなり始める。
だからこそ、
つくった後にも、デザインがある。